よしやよし

種々雑感を五七五に出きれば

よしやよしの新着ブログ記事

  • 宮森昭郎先生の葬儀に参列して

    東北大学名誉教授、元公立築館病院院長などの肩書きを得たが、弔辞、遺族挨拶から、同門の血液学の先輩という近さから、自身のあり方を考えるきっかけを得た。 弔辞を読んでもらえる人がいるか?思いつかない!……簡素な葬儀で、間違いなく一族の墓にいれていただき、そこから新紀元を祝福... 続きをみる

  • 伝統のお菓子

    甘いお菓子は、幸せな気分を運んできます。 特に、いつもは手に入りがたい品はなおさらです。 さらに、伝統の一品で、手間をかけ、感触も独特とあれば、再びめぐり合えた喜びは格別です。 晒よし飴:300年以上前から、今は宮城県大河原市にある市場屋で、冬場のみ製造販売されています。原料は飴でも、さくっとかろ... 続きをみる

  • ものには限度がある!

    頻発しているホームレス殺人事件の1件で、15日事件当時13歳であった少年の審判が開かれた。報道の見出しに、「殺すつもりはなかった」という文字が躍っていた。 「殺すつもりがなかったんだから、死んだほうが悪いのだ!」といっているように思えて不愉快極まりない。このことを前面に出して、刑罰逃れを冗長してい... 続きをみる

  • ノロウィルス

    ノロウィルスによる集団食中毒が日本中を席巻している。 下痢をすると”ノロウィルスでは?”と頭をよぎり、否定しなければと思う。 しかし、医療保険では、ノロウィルスを同定する検査法は認められていない! どうしても同定しようとすると、3~4万円もかかることが判明した。 マスコミで... 続きをみる

  • 商品タグ

    大病院で、手首にバーコードバンドをつけさせられている。 東北大学病院勤務中の数年前に、導入が検討されたとき、 囚人の監視用で抵抗あり  間違いが少なくなるなら と賛否両論であった。 続々と導入されている。 間違いがすくないという大規模追跡調査の結果を待ちたいが、 安全を護るためという、錦の御旗の基... 続きをみる

  • 犯罪報道:個人情報保護

    正月3日から報道されている、歯科医師宅短大生死体切断事件に関する情報は、家族の履歴に関して次から次へと報道されている。 個人情報保護条例施行後の、過剰とも思える規制は、殺人者の家族になった途端に、逆切れのように露呈し放題のマスコミ。 同じ殺人を犯した、交通事故、ひき逃げ犯、強姦殺人者の近辺の情報露... 続きをみる

  • ご都合主義

    50台の息子からの電話。 「患者の妻が、大腿骨骨折をして、入院した。そこの病院は、総合病院である。 家族の、患者を見る都合上、転院をお願いしたい。」::とうの患者の身の回りの世話のために、頻回に病院と自宅を行き来した事実はない。 「治療は、そこの病院でもできると、当院の医師が言ってくれたし、転院先... 続きをみる

  • 欠礼

    東北大学医学部勤務中は、1990年、恩師宇塚善郎先生が退官後は、第3内科の血液担当医は私一人でした。骨髄移植の主治医は、私一人で15年間、そのほかの患者も、何がしかの助けはあったものの、血液疾患の主治医は私一人でした(他大学ではどうなんだろう?)。時間は、細切れで、研究成果を公表するための論文作成... 続きをみる

  • 基準

    基準は、つくられ提示される。 この”つくる”行為の基を何とするか、規模はどのくらいにするかなどで信頼に足るかの判断がなされる。信頼できるか否かを、統計処理で決定するのが近年は流行となってきている。 統計も絶対視するのは危険で、統計手法も学問で人が作り上げているということを忘... 続きをみる

  • 病院の年末・年始

    東北大学第3内科時代から、年末年始は、病院に拘束が、当然のこととして定着している私。 義務としての日直、当直から、患者の状態からと理由は様々。医師の良心、義務=権利に従うのが身につき、長期に患者の側を離れる理由は、学会参加以外には考えられないほど、”患者の近くにいて、事あれば馳せ参じな... 続きをみる

  • 安全、安心、保障

    毎日、毎日、事件が起きる度に、国をあげて、マスコミで検討される内容の先にある、手に入れたいことを、端的に表現しようとするとタイトルのような言葉になりませんか? 建築基準:住んで快適、安全=風、雨、雪、高温(火を発生する器具を想定)、振動(地震も含めて)などに対して、データのある物質、技術など不確定... 続きをみる

  • 労働時間と疲労

    筋肉は、人間が移動手段として備わっている運動器の一部だからだと思うが、細胞内エネルギー:ATPが他の細胞より多く、枯渇しても次のエネルギー補給経路の解糖系が動き出す。このとき人は疲れたと感じる。 筋肉細胞以外の、内臓諸臓器の細胞は、”疲労”しないのでしょうか? 細胞が仕事を... 続きをみる

  • 神の声、天の声

    日本全国の、自治体の長による談合で、頻繁にマスコミに登場した”天の声” おとしめられてしまった”天” 現代は、天上から無数の神の声ならぬ電波による声がふりそそいでいる。 ”天の声を聞いた、神の声だ! お告げだ、実行しよう” と... 続きをみる

  • 本当の鉄欠乏性貧血

    1971年急性骨髄性白血病でDCMP2段治療法により完全寛解に到達し、強化、維持療法を終了し、35年経過した患者が発した一言がタイトルです。 「健診で貧血があるといわれたので、どうしたらいいでしょう」と連絡がありました。転勤で日本各地に居住してきたので、久しぶりの連絡が、驚きと不安をそれぞれの立場... 続きをみる

  • イメージの表現

    あらゆる分野の本を院長は読みます。 新たな人に出会うと、出版されている本のほとんどを読破されます。 朝礼で、読後の感想を話されます。 話すときの意図、心の持ちようについて話されました。 本から受けたイメージを話して、職員が、院長の話に対する共感、反発などのぶつかりを求めて話す。しかし、沈黙が多いの... 続きをみる

  • いじめ

    昨今のいじめは 有史以来続いていただろういじめと本質が違っているのかいないのか?  【かげん知らなくちゃ!】 という言葉が聞かれがたい風潮とも関連しているか。 かげんを知らない=加減を知らない 下限を知らない=上限も知らない で、行動していたらどうなる? 自分に向かっていったら? 健康が損なわれて... 続きをみる

  • 門前払い

    大病院で”いわゆる意味ありの満床”で断られた造血器悪性腫瘍の老人⇒           受け入れ先を必死で捜しやっと当院に出会い、安堵する医師 出血傾向顕著で、治らないからと長期入院を避けるために退院させられた患者⇒ 「知人から教えられて」と受診し、大変... 続きをみる

  • がん治療開始時の”同意書”

    同意書と説明書は、同じものでしょうか? 患者に対して、治療開始にあたり、診断を告げる。次いで、根拠となった検査結果を説明し、治療しない場合の経過を説明し、治療の必要性を話す。 それから、治療を望むか、望まないかへと踏み込んでゆく。 治療を受けようと思った患者に対して、現状の標準的治療を説明し、 当... 続きをみる

  • 木鐸(ぼくたく)

    医療の木鐸となるべき大学の病院が、 平成18年度の診療報酬改定後 入院基本料上乗せを狙った看護師の大幅増員募集 中小病院の看護師不足を招来させた 看護師労働人口が急激に増える要因は準備せず 経済効率を狙った募集人員増に走ったのは 見識あるといえるか! 看護師配置さえ手厚くすれば、医療ミスを防げるの... 続きをみる

  • 天の声

    最近の談合汚職報道で度々使われている”天の声” こめられているのは、 避けられない、 強制的、 ありがたい、 従っていればまちがいない かくれみのになる 言い訳できる神通力を思っている                         などでしょうか?! 言葉は、神聖で、高貴... 続きをみる

  • 雨の日の通勤風景

    地下鉄下車後、バスに乗り換えるために列の一員として、待合室に入ってくる人を目にしていた。 室内に入ってきて、たたんだ傘を振り払いながら、しずくを通路に振り落としてながら歩く人が立て続けにいたのには驚いた。 ぬれた傘は持ち歩きで自分の衣類も濡れるし、こみあう車内でも迷惑な存在なのは理解する。しかし、... 続きをみる

  • 成人急性白血病再発治療

    仙台血液疾患センターで、治療終了後の再発は、初回治療とほぼ同じ成績に達しつつある。 1960年代末と現在で使用薬剤は、イダマイシンは期待した程の効果は無かったので、ダウノマイシン、キロサイドという同じ薬剤を使用している。治療効果の差は何故でるのか? 造血幹細胞動態研究手技が進歩して、正常幹細胞、白... 続きをみる

  • 人手不足;医療周辺

    看護師不足は、厚生労働省主導による診療報酬改定によってもたらされた、分布の不均等による、大病院、大都市への集中。遠因は、医療ミスを防ぐためといういいわけがあるだろうが、医療ミスが多発しているのは、むしろ人手がある大病院のほうが多いという印象が私にはある。 医師不足は、1人体制で支える、精神的荷重、... 続きをみる

  • 看護師不足

    厚生労働省主導による、2006年の医療報酬制度改正に伴う、社会的不安定要因のばらまきによると断定できるだろう。  労働者の心情として 大病院→安定  があるだろう。 各地の大学病院の看護師の大量募集枠増大で、人材の吸い込みが行われた結果。 厚生労働省の、思考の背景は、何なのか?  表向き... 続きをみる

  • 急性骨髄性白血病再発その後

    成人と小児では、急性白血病は病型の頻度も治療成績も異なります。同じ範疇の病名を名乗っているのは誤解を生むとさえ思いますが、良い成績は手本として、治療法の確立に向けさせる効果はあります。私は、内科医で成人の白血病に対する治癒的治療法の確立をライフワークとして恩師の下で今も研究、診療を続けています。再... 続きをみる

  • 清い生き方

    天職をつらぬく 自己の信念  医療現場を支える人たちは、壁にぶち当たり、蛇行しながら、問い直し、何とか続けようとしている、 診療報酬改定は、千変万化の患者に対応する医療者の知識を、 ディスペンサーよろしく機械的に出るものと考えて、経営努力による”値下げ”を迫っている。 観察... 続きをみる

  • 高橋和巳

    院長が高橋和巳の名を出してきた。書評か何かから、”わが解体”を呼んだ読んで?マークを出しながら、知っていると質問された。 学生時代、彼の作品はバイブルのような存在で、邪宗門、非の器も呼んだし、羽仁五郎の都市の論理、吉本隆明、大江健三郎などの作品も読みまっくったと応えたことか... 続きをみる

  • 人生を楽しむためには

    在院期間の短縮のため 治らないから、好きな生活をしなさい と主治医からいわれて、退院させられたら、 楽しい生活がおくれますか? 某総合病院で、治らないからと退院勧告を受けて、全身出血斑だらけで、捜し当ててて当院に来院入院されて3年が経過した、再生不良性貧血の患者が、初めて自然増加を示しました。 毎... 続きをみる

  • 健康診断 老人

    健康診断を毎年受けて、10年ぐらい前から、貧血を指摘されている方が入院されてきました。 ”貧血ですが、軽度なので問題ありません” と、コメントされていたので、放置していたということです。整形外科も、内科も、受診歴はあったのですが、当院受診時は、死んだほうがましと思うほど痛い... 続きをみる

  • インフルエンザワクチン

    インフルエンザワクチンについて、受けても大丈夫ですか?と質問されます。こたえに窮します。なぜかといえば、ワクチンを受ける人の、反応次第で、 接種したインフルエンザの型に対する抗体が出現して予防出来る可能性がある 接種したインフルエンザによる症状が出現するが軽い 接種したインフルエンザにより、発症し... 続きをみる

  • シプロキサン

    この製剤は、200mgは100ml、300mgは150mlに溶解されている、いわゆるone dose製剤と思った。ところが、さらに溶解剤を加えてほしいとただちにメーカーから連絡があった。 疑問: 操作に伴う、混入を防ぐone dose製剤ではないのか?     さらに、質問をしていたら、シプロキサ... 続きをみる

  • 病気摘出腎臓を移植するってどういうこと?

    悪性腫瘍を専門分野とする私には理解できません。 悪性腫瘍細胞は、本来の場所から他の場所に移植しても生きる:という実験事実を教えられました。 自己と非自己という認識は、生体防御の基本、非自己と認識された瞬間から攻撃を受ける。すなわち、自分の臓器は、自分の中にあってこそ機能は最大限に発揮できる、と考え... 続きをみる

  • 福田憲史、加守田章二

    共に血液の癌を公表している。 二人には、身近な縁を持つことになった。 福田憲史築窯30周年記念 象嵌陶 陶芸展を、宮城県美術館県民ギャラリーで、自身から作陶の説明をしてもらいながら鑑賞してきた。 生をいたわり、作品を思いのままに焼き続けてほしいと願いつつ、 加守田章二の生前、作品展を訪れる機会、時... 続きをみる

  • がん治療3:告知

    真実は毒薬 うそは妙薬 知らぬが仏 知らぬ猜疑心、知った恐怖 新たな事実を知る⇒冒険⇒責任 告知の事実 ”死”が語られる=患者側、語る=医師側  の責任 付記:お気に入りの趣味のサイトから得た 井形慶子著「夜にそびえる不安の塔」 からの連想で浮かんだこと... 続きをみる

  • がん治療 2:診療実績を学会で報告する

    10月6日から8日まで、福岡で開催された日本血液学会、臨床血液学会合同総会と、10月18日から20日まで東京で開催されたがん治療学会に発表、参加してきました。 10月7日 悪性リンパ腫治療について、1991年から2006年の成績をまとめて、報告しました。 質疑応答というより、嫌がらせ的発言が、日本... 続きをみる

  • がん治療 1

    研究成果と癌治療の現実、現場にギャップは無いと思いますか? 臨床試験と日常の癌治療ではどうだと思いますか? 臨床試験では、症例選択のバイアスを避けよ! と言われています。ということは、恣意的介入がありうるという現実を示しているはずです。 臨床試験を行う施設は、水準の高い施設が、公平無私に選択されて... 続きをみる

  • アナトール フランス

    フランスの小説家であり評論家。ノーベル文学賞受賞者。 院長は、朝礼で 患者の枕辺に、憐憫を同行する医師は、確実な目を持たず、手も持たない。  という言葉を引用した。 医療従事者は、深い心を持った合理主義者であるべきか、おろおろ嘆き悲しむ人物が望ましいかへの、教訓的引用?

  • ”ご”=美化語の氾濫

    学会の代議員会、懇親会、そのほか、代表者による挨拶を沢山聞きました。 ”ご”の氾濫に辟易。 教授の言葉遣いを、”医局員”が繰り返し、言葉の誤りが踏襲される公算は無いのでしょうか? 学問的知識の常識の集積として多分自認している人たちは、”代... 続きをみる

  • 全国研究成績以外は学会で発表していけないというわけ?

    日本血液学会、臨床血液学会の合同総会で、10月7日口演で、CD20陽性悪性リンパ腫の成績を発表した。悪性リンパ腫の日本の代表と自認しているだろう3人から、単一施設の臨床成績を試験研究でもないのに発表するなんて問題だと非難された。自己施設の成績を公表してはいけないのでしょうか!? 標準治療以上の成績... 続きをみる

  • 診療報酬改定の余波:看護師不足

    3月ごろまでは、看護師不足とは無縁だったのに、景気回復のためかは知らないが、大都市へ夫の転勤に伴って、かってない規模の看護師が離職した。個々しばらくは、中途離職者は伊豆、院内保育所の完備もあり、職場環境は良いので、補充は容易と思っていたが、応募に応じてくる人は転勤者の3分の1程度で会った。この異変... 続きをみる

  • 保健診療に対する集団的個別指導

    厚生労働省は、健康保険に関する条例に沿って、病床数による医療機関をグループ化していますが、診療報酬の上位(利益率ではありません)8%の医療期間に対して行う指導です。  重症疾患を多く扱う医療機関が当然対象となります。 趣旨が、”高収入は悪を行っているので罰則する”と決め付け... 続きをみる

  • 慢性骨髄性白血病(CML)に対するベスタチン療法

    1988年からCMLに対してベスタチンを投与し、フィラデルフィア染色体陰性、bcr/abl陰性症例の報告を行い、その後故太田和雄先生が日本国内での追試を行ったが、参加施設のほとんどで見るべき成果が得られないということで中止された。  健康保険適応外ということで、東北大学第3内科、仙台血液疾患センタ... 続きをみる

  • 原爆投下後の残務処理、家族を捜しての被爆

    3日のNHKクローズアップ現代で、広島原爆の61年目に解明された事実は、生命を奪うまで、遺伝子障害が進行し続け、発病し、そして白血病を含む悪性腫瘍死にいたることが、数値を持って示されていました。 原爆の衝撃、空から落ちてきた爆弾の灰を浴びた人は、原爆資料館の写真、丸山位理、俊夫妻の【原爆の図】の様... 続きをみる

  • 進学コースのために悩みを抱える高校生:ゆとり教育のつけ

    オープンキャンパス(四半世紀異常昔の私の学生時代にはありませんでした)で、高校生の質問を受けました。 問い:文系なので、生物しか勉強していません。受験はどうでしょうか?    答え:生物も試験科目です。合格点を取ってください。 問い:生物しかとっていないので、食品栄養学科では、化学がわからないと大... 続きをみる

  • 高齢者の貧血は、ただ輸血すればよいのか?

    「数年来安定していた慢性的貧血が、急激に進行してきたので輸血を」と、90歳を超えた、春に一度受診され、高齢を理由に骨髄検査を拒否した患者の紹介があった。 輸血は、依頼されれば【了解しました。輸血しましょう】と応じることが出来る程、お手軽な治療薬とは思っていませんので、貧血の原因につき検索を行い、今... 続きをみる

  • 老人よ、恥じらい、みずみずしさを失わないで

    医者というのは、糞尿にまみれ、あっちが痛い、こっちが痛い、なんとかしてほしいと、がたぴしした骨格、筋肉をも返りみずに注文される仕事だ。少しは、出来損なった、己の肉体に恥じらいをもって、訴えてほしいなと思うのです。   毎日、老人達から、生物学的要求を、どうどうとはばかることなくつきつけられている院... 続きをみる

  • さかさまの世界 ハイネ

    昨日は、専門外の研究会に参加しました。とはいっても、興味を持っ研究を続けている、拡張型心筋症関連です。 参加した弁を、今朝の朝礼で、院長は 枯れ木に花をでは無く、枯れ木を花にするにたとえ、参加者5名増 長靴を履いた猫が、アンチゴーネを演じ しぎが猟師をうつ  ハイネの詩集「さかさまの世界」にたとえ... 続きをみる

  • 医療現場を萎縮させている現実を掘り下げる

    病気は、絵空事で他の世界の出来事で、”病気の知識、体の仕組みに無知、無関心”であった人が患者となり、またおなじ突然患者の家族となった人は、”病気の知識がない人”が世間の多勢であることに根拠を置いて、”正義”として無勢である医療... 続きをみる

  • 新しい物に目を奪われ、ふるきを捨て去る

    せんぢ血液疾患センターは血液疾患を専門としているので、古典的形態学を踏襲して、骨髄像、末梢血液像をメイギムザ染色、特殊染色(鉄、ASD-エステラーゼ、α-naphtyl-エステラーゼ、ぺルオキシダーゼ、好中球アルカリフォスファターゼなど)を染色して顕鏡します。白血球数の多い症例は、短時... 続きをみる

  • また!血球貪食症候群再発症例が紹介されてきました

    血球貪食症候群は、日本医師会で漫画パンフレットが出されています。 白血病より怖い血球貪食症候群! 熱と言って受診し、風邪と診断され帰宅。症状悪化で、某中核病院受診し、その後急激な変化で、某大学病院へ。救急車に乗るときは、両親に後で病院でと言ってから乗車した患者は、両親がついたときには意識無く、意識... 続きをみる

  • 予測外の異常事態が医療行為中に発生したとき、情報を伝達する人員的余裕はあるか?

    22日午後7時30分からのNHKクローズアップ現代は、福島県立大野病院産婦人科医師の逮捕をきっかけにした動きをテーマにしていた。”緊急””重労働”に直面する可能性のある診療科敬遠が、さらに加速され閉鎖にいたった状態を、医療の信頼性が揺らいでいる、無責... 続きをみる

  • 説明書を虚心坦懐に実行してやっと開封!ケイツーN

    月に一度の無菌調剤の日 ケイツーNの調剤は3回目。指示通りに凹凸の無い袋を下方に向かって押し、つまみ、右にひっぱり、破線のしるしから外袋は左右に切り離されました。 ”たるみ”が無い外袋と考えた先入観が、 説明どおりに行動しなかった原因でしょうか?        新しいことに... 続きをみる

  • 日野原重明氏は現役の医師!?

    宮城県の地方TVで、日野原重明氏が県内を訪問している映像の紹介で、現役の医師と報じていました。 現役の医師という紹介文言に、医師に求めることは一体なんだろうと考えてしまいました。 日野原氏の近傍にいないので、日常の行動を知りませんので現役医師という立場を否定しているわけではありません。 現役の医師... 続きをみる

  • 治療の優先順位

    他県の大学病院から転院された患者、宮城県の病院からの紹介患者。いずれの方も、経時的に診療を行っていない患者です。 受診時に、血液疾患以外に起因する重篤な合併症が一目診てわかる状態で、対応した専門的処置を早急に要することが判断できました。 非定形的な特殊な状態を、不慣れな疾患に原因を求める 診断可能... 続きをみる

  • 手になじんだ道具、使い慣れた器械

    弘法筆を選ばず。 凡人の私は、手になじんだ品が使いやすく、失敗も少ないです。新しい医療機器を使うときは心身ともに消耗します。医療経済が逼迫してきたためだけではなく、新機種導入のときに、入札して安いほうが落札するという制度は、どのような人々が決めたのでしょうか? 使いなれた機種が型を更新したときは、... 続きをみる

  • 瀕死の状態からの回復を喜びを持って迎えられませんか!

    短期間に重篤になって入院された患者の状態を把握するのは、一般の方が考えるほど容易なことではありません。個々に異なる、患者情報が、患者側から入手しがたいことにも一因があります。今可能な、医療検査、特に保健適応になっている検査は、膨大な生体情報の本一部にしか過ぎません。 しかし、患者家族の要望というか... 続きをみる

  • テーラーメイド医療を希望していますか?

    テーラーメイド、衣類で言えば、個人のサイズに合わせた注文服。当然、計測が必要ですね。 医療分野では、遺伝情報の解析がすすみ、悪性腫瘍の個人差に注目した頃から、頻繁に登場し始めた言い方です。 仙台血液疾患センター院長、宇塚善郎先生は、急性白血病の治療に対して、1970年代から、頻回の末梢血検査、骨髄... 続きをみる

  • 日本は貧しい国

    だから、インド国内での成長できるために資金援助をしてくれる里親になってくれるよう希望されたマザーテレサの言葉を31日昼の宮城学院女子大学での奨励礼拝で、新谷のり子さんが述べられました。 病院に入院した患者は、落伍者としての烙印を押され、社会からの脱落を強制されることを再三ならず実感してきました。義... 続きをみる

  • 生活習慣病

    20歳そこそこの女性が、マッサージをしてもらいに整骨院に行って、背骨が曲がっているといわれたので、「マッサージは健康保険で払ってもらえるんですか?」と聞いたけど断られてしまったと言っていた。 財源の危機的状態が叫ばれて久しい健康保険を、簡単な生活習慣に起因する身体的不調に対しても支払ってもらおうと... 続きをみる

  • 傷ついている老人達

    高齢者の人口比率が増加して、若年者に対する負担の増加がマスコミで繰り返し報道されるようになってから、十年以上の年月が流れた。在世中の高齢の両親は、このような報道を見聞するたびに、深い嘆息とともに、負担をかけないように、病気になら無いように努め、町内の環境整備に毎日自発的に、人目に触れない早朝に活動... 続きをみる

  • 時間泥棒

    説明を求める家族の急増は、医師である私にはタイトルのように感じます。 説明を求めるのは、 1:こんなに一生懸命付き添っているんだから、よくなってくれなければ困る。なんで、病状のぶり返しの悪化があるんだ! 2:病状説明をしますのでと、集合してもらったときに都合でこられなかったから、説明してほしい! ... 続きをみる

  • 肥満

    めたぼりっくシンドロームとか、生活習慣病と呼ばれる状態に、日本人の2000万人近い人がなっているという報告がありました。 死ぬことを忌み嫌い、健康に気を配っているのにです。この行動は、精神的慰謝の側面もあるように感じているのは、私のうがったみかたでしょうか? 医学の概念の変化で、脂肪細胞は、&rd... 続きをみる

  • 変化する病状を把握する手段を奪われている病院の現状を知っていますか?

    血液疾患、重篤な状況では、検査データは時間ごとに変化します。 安全に治療したいと思ったら、週1回でよいと考えますか?1日回の検査でよいですか? 健康保険では、回数の制限があります。一日1回、週に1回まで、月に1回などと。 検査をするにも、費用がかかります。1回の検査の、儲けが100%なんて常識的に... 続きをみる

  • 近代医学のつけ

    仙台血液疾患センターの朝礼、院長宇塚善郎先生の話から。 治癒を目指して開発してきた治療法が、人間の進化の過程で獲得してきた、生まれながらに備わっていた自己防衛機能を破壊し、社会のシステムを破壊した先に、今の医療現場は存在している。マニュアルがなければ動けない人間が育て上げられてきてしまっているのに... 続きをみる

  • 肌に優しい下着、寝巻き

    ホールガーメントでの製品は、無縫製ニットで、縫い目がないのでごろごろしません。肌が弱っている病人の下着、寝巻きがこの製法で、作られたのがあったら良いなと思います。寝たきりの人は、ちょっとした荷重圧迫で、褥創が発生します。皮膚が過敏で、縫い目が痛みの刺激をもたらすこともあります。 化学療法、放射線療... 続きをみる

  • 次々と明らかになってくる疾病概念からはるかに遅れた知識を振りかざして、支払いを拒否する保険制度をを知

    次々と悪性腫瘍に変化する、正常細胞の仕組みが、遺伝子解析手法の発展で明らかになってきているのを、御存知ですか? 悪性腫瘍は、自己の細胞が正常でなくなっただけです。外来性の生物の侵略、増殖で、人間の自己防衛システムを乗り越えられて発症した感染症とは異なります。 治療薬剤が、医療の新事実に対応して、保... 続きをみる

  • 難治性患者に対する薬剤を何とかして!

    人間という共通の部分と、個人、個人の違いについて、理解しているようで、まったくわかっていない!と悪性腫瘍を治療していると、慨嘆することがしばしばです。 悪性腫瘍細胞は、患者自身の細胞が、逸脱して発病しているのです。個人の違いがあって、さらに逸脱の仕方は、もっと、もっとバラエティにとんだ悪辣なものだ... 続きをみる

  • 保健承認薬がなければ治療するなと命じるに等しい保険制度を知っていますか!

    医療関係者、特に医師以外は、マスコミ報道されている治療がすぐ受けられていると思っていませんか? それどころか、疾病の本態が確認できないで治療法が確立されていない、20年前以上の疾患概念で、保健医療を拒否している健康保険を知っていますか? 治りたい、何とか普通の生活をおくりたいと願っている患者に診療... 続きをみる

  • 休日のつけ

    病気は、暦日と関係なく、連続した存在です。 ゴールデンウィークと、浮かれ気分の世間とは、重症疾患を抱えた入院病棟は無縁の世界にあります。   それを支えているのは、健常な人間です。労働基準法に従った労働が保障されなければなりません。訓練された人間が必要な職場で、365日、24時間常に仕事がある環境... 続きをみる

  • 病院の方針

    いびき、頻繁な夜間の排尿などは集団生活を余儀なくされる入院生活では、いさかいの元になる。どちらが正しいという問題ではない。 病院としては、質の良い睡眠を確保してあげるのが最善ではあるのは自明の理である。しかし、音の響かない個室の確保は、これまた大変である。 他の患者さんの睡眠不足の基を作っている患... 続きをみる

  • 病状説明:に対して決り文句を言えば許されるんですか!?

    聞いていない。 覚えていない。 素人に理解できる説明でなかった。 と、暗に医師を責め立てる、あてこすりの言葉を軽々と投げつける、患者家族の方がいます。予想より経過が悪かった場合で(医師の見立てより、良好な経過をとった場合は、まずないのです)、現状の医学レベルではやむ得ず、当然の経過なのにです。しか... 続きをみる

  • 病状説明:死は避けられませんは、言いたくない。しかし、

    初受診後、データが出始め、病状経過がある程度見通しがたってから説明をします。 大雑把なところの説明は、よほど見立て違いで無ければ変化しません。特に、【予後不良=いずれ死ぬ、現状では根治への方法が無い】と言うことは。(死という言葉は重く、衝撃的なことですから、責任を回避するために乱発はしません)かな... 続きをみる

  • 患者家族への説明

    内科を専門としているので、病状説明を理解できない患者さんは皆無に近いです。今後の治療を開始し、続行するために、また病状の変化が治療方針に影響してくるときには、患者の説明は当然のことと思っていますし、家族の同伴も求めていきます。「先生におまかせします。」と患者から告げられても、生死にかかわる重さを医... 続きをみる

  • 終止一貫していない!

    TVで健康に良いと報道された食材は、あっという間に店先から姿を消すほど売れる。健康に拘っているのでしょうか? 日常の運動への関心も高い。健康に拘っているのでしょうか? でも、継続的な毎日の生活に反映されていないように見えます。健康に良い特定食品に頼っていれば健康になれれば、医師は不要な社会で、医師... 続きをみる

  • 高村光太郎の手紙

    仙台血液疾患センターに、縁あって高村光太郎の手紙があるので、仙台文学館で”高村光太郎没後50年 智惠子生誕120年”を記念しての展示会が4月15日から開催されているという記事を、興味深く読みました。宮城学院から近いので、機会をつくり、アララギ派の歌人達との交流の一端が知るこ... 続きをみる

  • 注射薬の調剤

    造血幹細胞分離、増殖を研究テーマとして20年間の細胞培養で培った無菌操作の手技が錆び付かないように、月1回程度、注射薬の調剤を手伝っている。 どこぞの大病院のように、高カロリー輸液のビタミン剤のみを薬剤部で混注するだけとは、仙台血液疾患センターの注射薬調剤は理念が異なります。医師は、治療に関する薬... 続きをみる

  • 医師不足

    14日NHK 夜7時半からの放送は、”医師不足への対応”座談会であった。私齋藤淑子は、1977年に東北大学第3内科に血液グループに所属するために入局した。当時、グループのリーダーの宇塚善郎先生は、学会の寵児であった。成人急性骨髄性白血病のDCMP2段治療法の極意を伝授してい... 続きをみる

  • 患者からの問いで窮すること

    内科とは無関係との患者自身の判断で受診した歯科、眼科、皮膚科などで、小手術が必要になったときの患者が、電話で【大丈夫でしょうか】と問い合わせで言われたとき:;一見元気そうでも通院加療中の血液疾患患者。 日曜、祝祭日も入院患者の管理のために病院には来ていますが、外来通院中の、しかも症状が安定して変化... 続きをみる

  • 呼吸器取り外しで考えたこと(3):在院期間は?

    呼吸器取り外しを指摘された外科医は、救命のために取り付けたので延命のためではなかったが、と報道されていた。入院期間はどのくらいなのだろうか? 医療保険では、入院医学管理料は、病院の規模で規制されているが、在院期間が長期化すると削減されるので、有形無形の圧力が、管理者、事務側からかかってくる。重篤な... 続きをみる

  • 予防医学を拒否している医療保険

    6日のNHKのクローズアップ現代と、毎日の重篤な患者を診療対象としている医師の立場からの要約が、本日のタイトルです。 TVの内容は、予防に努め、医療費は大幅に減少したが、自治体の財政が逼迫して、施策を中止せざるを得ない。健康で総支出は減額されても、出すところと、出さない末端組織は異なる矛盾の露呈。... 続きをみる

  • 太極拳を患者にフィードバック

    太極拳は身を守る武術として修行をするのだそうです。背筋を中心とした左右に偏らず、足は大地にへばりつき、攻撃を感じたらば、瞬時に正面で対峙できる可動性のある関節を目指して指導を受けながら練習に励んでいます。”自分の筋肉は自分で”、”血行を良く出来るのは自分&rdq... 続きをみる

  • 人工呼吸器取り外しで考えたこと(2):”救死”に関する医学教育の必要性

    内科医である私が、人工呼吸器を取り付けなけらばならないと決意するときは、死をまったく予想していない状態の患者に、突然の呼吸停止状態が起きたときで、救命のためで、延命のためではないだろう。 造血器悪性腫瘍を専門としているので、すべての患者が元気で退院するわけではない。万策尽きて、死を予想しなければな... 続きをみる

  • 人工呼吸器取り外しで考えたこと(1)

    3月26日の富山市射水病院の人工呼吸器取り外し報道に接して、医師としての人格はどのように教育、形成されてきただろうと自問しました。 1:人体、疾病に対する知識を正確に、豊富にし、時宜に応じて速やかに活用できるよう、常に努力する。 2:患者との関わり方は、医学は科学であるので”客観的に&... 続きをみる

  • 情熱を維持する思索:31日の朝礼

    職員1人、Dr鈴木宗三、私齋藤淑子、そして院長宇塚の順で、話をします。今日は、始めに職員の1人が「寒暖激しい雪舞う春での健康維持に気をつけたい。」と、次いで、「寒いと、超音波のゼリーが、思いもかけず冷たいのにおどろいた。患者の肌に接するものの温度に注意したい。」とDr鈴木。私は、「季節の変動を受け... 続きをみる

  • 大野竜三先生の表敬訪問(2)

    「白血病の治療が、1960年代、1970年代、1980年代と異なり、地方の病院でもある一定の水準の治療が行われるようになったのは、大野竜三先生の功績で、偉大なことですね」と宇塚先生が賛辞を呈され、さらに「その功績に対して表彰されたことはありますか?」の問いに、大野竜三先生は、「特にありませんが、M... 続きをみる

  • 大野竜三先生の表敬訪問

    大野先生は、2005年度癌治療学会の会長を努められ、JALSGの発足、運営に中心的役割をされてきた方です。白血病治療における、宇塚先生の功績に敬意を表し、多忙な時間を割いて学会参加の帰途、センターに立ち寄られました。1978年パリで開催された国際血液学会での発表がセンセーショナルであったこと、日本... 続きをみる

  • 白血病治療:初回は大事

    1977年に、血液学に貢献したいとの抱負で恩師宇塚の元で、診療研究を開始してから、臨床データーを分析してきました。 急性白血病が対象疾患のメインでしたから症例も多数経験しました。。腫瘍細胞の性質は、決定されてしまっているので回避できない条件です。その前提から治療を選択し、実行するしかないわけです。... 続きをみる

  • お彼岸

    母は彼岸にありしゆえ、仏壇、墓を預かる身分となり、多忙に任せて果たさぬお勤めを果たさねばと、祝日21日は、慣れぬ”ぼたもち””精進料理”にいそしむなり。

  • 天網恢恢疎にして洩らさず

    17日のWBCの結果(メキシコvsUSA 2-1)を知っての感想です。 どちらも同じ審判が、常識破りの判定をしていた。人を悲しませたり、喜ばせたり、神様はいたずら好きだ!

  • セカンドオピニオン

    仙台血液疾患センター3月14日の院長宇塚善郎先生の話を紹介します。 セカンドオピニオンに関する2人の患者を昨日経験しました。 1例は、症状も無く、理学的診察も無く、画像(CT)診断だけで手術を勧められた患者をライフワークとしている親しい医師に紹介され、手術は無用で、放置しても数年先に麻痺で動けなる... 続きをみる

  • はじめまして

    日ごろ周囲に対して思ったことの意見交換の場としてつくりました。

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